囂kamabisuan庵

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12月1日

今日も子規の句

夢 という文字ことばが入る句は 煩悩の数108句。
夢路 という文字ことばが入るのは 2句

昼寝して夢路に夏はなかりけり 明治23
鹿を逐ふ夏野の夢路草茂る 明治35

今大阪の「夢洲」で行われるとかの、「維新万博」の評判がすこぶる悪い。

でも、推進する輩たちは、政府自民党の支えを頼りに、「まだやるまだやる」と、ジャブジャブと税金を使いまくるらしい。

なぜそんなにしてまで、単なるカッコつけのアンちゃんみたいな推進派の輩たちが、こんなチンケなイベントをすることにこだわるかといえば、最終目的が、夢洲カジノワールドの建設にあるからだ。

逆に言えば、そのため、わざわざ「万博」を仕掛け、夢洲への交通アクセスや、夢洲のインフラ整備を、「万博銭」で、全部タダでやってしまおうという、露骨な魂胆が、なんとしても「万博・万博」となっているのだ。

いわば、推進する輩たちにとって、万博は「カジノワールドへの夢路」程度の「捨て石」なのだが、それが故、奴さん等の戦略上とても重要なことなのだ。

カジノワールドのために、「道作れ」だの「土地基盤整備をちゃんとやれ」などのインフラ整備に、湯水の如く国民の「税金」を使うわけには、将来は知らぬが、今は、さすが自民党の反社グループの輩たちでも、胸を張って堂々と首を縦には振れないからだ。

つまり、カジノワールドインフラ整備の、政治屋お得意の、先送りじゃなく、珍しく、先回りなのだ。

報道は、目先の万博ばかり騒いで、小ちゃく存在証明なんてしていないで、もっと、奥に潜む本質をついて、追求して欲しいと思うが、昨今の忖度忖度で飯食うことに流されてしまい、彼らはすでに別物になってしまったんだろう。

同じように、楽天の「その他」の選手みたいに、何にも言わないことが、今の社会そのものを象徴する現実なんだろうな。

悪夢しかない、情けない世の中だわさ。

昼寝して夢路に金はなかりけり 令和5
馬鹿を逐ふ夏野の夢路草茂る 令和5

囂kamabisuan庵