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雛祭る節供になりて春の雪 明治34年
せちく【節供】
節日に供する供御(くご)。
元日の膳,
正月15日のかゆ,
3月3日の草餅,
5月5日のちまき,
7月7日の索餅(さくべい),
十月初の亥(い)の日の亥子餅の類。
おせち。
このところ日中の気温もプラスになり、春を実感。
降る雪も春の雪。
ひと降りごとに路端の雪を解かしてくれる。
でも北国はまだ、はーるよ来い、はーやく来い、であります。
午に蓬求肥のうぐいす餅を食した。
故郷や母がいまさば蓬餅 明治34年
桜餅草餅春も半かな 明治34年
あと一月半!
蓬草餅にもならで伸びにけり 明治34年
箱庭の寸馬豆人をしくれけり 明治26年
寸馬豆人すんばとうじん
絵画に小さく描かれた、遠くに見える人馬のこと。だと。
さてさて、さて、
先日作った、ミニミニサーキュレーターは抜群に効果的で、どうやら暖房ガスの使用量も少しは抑えられたようだ。
もしかして気候もだいぶ春めいてきたせいかもしれない。
で、このミニミニサーキュレータもそろそろお休みということになりそうだが、当地は五月の連休ごろまでは、まだまだストーブのお世話になることが多い。
ところでミニミニサーキュレータ君の健気な日常の活躍ぶりを見ていてヒマ老人は考えた。
この景色をもうちょっと情緒的にいたしましょうと。
今はダンボール製のプロトタイプだが、この夏かけてヨーロッパスタイルの風車小屋のある風景箱庭を、ストーブ君の前に展開させようと目論んでいる。
平朔オ(良邑)氏逝く