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故事や昔の歌などをネタに捻るを競った貞門俳諧風。
芭蕉さんの初期のもの。
七夕の夜、牽牛織女星に、技芸の上達を願ひ、竹竿の先に五色の糸を掛けて手向けたのだそうだ。
そして、
目の星とは、
目の疲労時眼中に星のようにちらつくアレだって。
で、
目星がちらちらする、きっと糸桜の花の咲くのを願って毎日見つめ暮らしたせいだ。っうことだそうだ。
さてさて、さて、
たまたま余も目の星対策??で目薬買ってきた。
箱を開けたら、今まで必ずついていた携帯時に使用する為らしいビニールの小袋が同梱されていなかった。
ああそうか、物価高騰にコストを一円でも下げ、価格を抑えようということかと好意的に評価した。
でも、今まであんなもの誰が使うんだろう??
「ムダ!」って思ってたんだけどね。
さてさて、さて、
本日は旧暦七月五日。
明後日が七夕。
星に願いをするほどのウブではないが、
もうちょっとだけでもファイターズに白星を・・・
と願ってでも見ようか。
目薬さしてね。
目の星や勝を願ひの天の川 半可ξ
(めのほしや かちをねがひの あまのかわ)
きっとこの願い、水に流されちゃうんだろうな・・
P.S.
そんなことなかった!
貞亨元年 元禄七年の間のさくだと。
秩父殿とは武士の鑑と謳われた志畠山重忠。
三代将軍実朝の時、北条時政の謀略によって謀反の疑いをかけられて子とともに討たれた(畠山重忠の乱)。
この句の意味・・わかりません?!
さてさて、さて、
わからないといえば、
余は最近、米沢上杉藩の泉崎真畔(まくろ)の「桜谷百首」を必死に翻刻している。
泉崎真畔は余の母方曾祖母の出の家のご先祖様筋にあたる人だ。
この「桜谷百首」のdataは米沢図書館のデジタルアーカイブ、残念なことに、まだ、翻刻がないので、無謀にもそいつにトライをしている。
三十一文字が百個で三千百文字と真畔さんは簡単におっしゃるが、無教養の余にはなかなか手強い。
文字を当てても意味がわからん・・
たいていは余の言葉知らずと翻刻が間違っているのだ。
こんなことばっかでまだまだ先は長い。
幸い時間だけは人様以上にあるので、せめて、一日一行ペースで進みたいと、亀さんをやっていますだ。
古文書の三十一文字と秋の夜と 半可ξ
(こもんじょの みそひともじと あきのよと)
相棒は、
林英夫「古文書のよみかた」と、児玉幸多編「くずし字解読辞典」と、余のHPにアーカイブしちゃった「五體字類」と、漢和辞典と、古語辞典。
詠んだ時期不明もの。だと。
音情報として、烏賊売りの売声「いかーいかいか」と、ホトトギスの鳴き声「てっぺんかけたか」「特許許可局」が似ていて紛らわしと言っているのか、
烏賊売りの来る晩夏とホトトギスが鳴く初夏と、本来は季節が少しずれているのに、今日は両方聞こえて、えええー今は何時!?と、季節感の紛らわしを言っているのか、
それとも、ホトトギスの鳴き声を聞き、それがいか売りの声みたいだったと、ホトトギスをからかっているのか、
よくわかりません。
さてさて、さて、
イカはいかでも、「いかよふ」と言う言葉を知りました。
もちろん、イカが酔っ払っているのではありません。
「い通ふ」と書きます。
意味が全くわからない。
古語辞典で調べたら、ありました。
行ったり来たりすることだそうです。
これ、江戸後期の上杉米沢藩の藩士が残した「桜谷百首」の本文の翻刻練習をやっていて、出てきた言葉です。
それにつけても、翻刻って、古語知識が一丁目一番地だと、今頃気付いて焦っている爺さんがいます。
それ、私です。
い通ひて 古文書を読む 秋の暮 半可ξ
(いかよひて こもんじょをよむ あきのくれ)