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テーマ:清水東谷と内田九一の似た絨毯の鑑定ポイント

shige+石黒説 内田九一の写真分類チャート
拡大図

HP:
清水東谷と内田九一の似た絨毯の鑑定ポイントをケースバイケースで教えて下さい。

shige:
井関コレクションで例の清水東谷か内田九一か絨毯写真の撮影者が、上野彦馬撮影となっているものがとても多く見られます。

HP:
shige+石黒説でゆくと、ほとんどが、清水東谷か内田九一かになってしまいそうですが、上野説の否定根拠も必要ではないでしょうか。

shige:
清水東谷と内田九一の似た絨毯の鑑定ポイントは、見ての通りで、楕円の模様のある黒っぽいところは同じに見えますが、その間の白っぽい部分は不明瞭ではっきりと模様がわからないのでが、特徴です。但し、実際は同じ井関コレクションにある木戸孝允の写真の絨毯が同じものと思われます。
それとこの図の17番の親子の写真(清水東谷)も、よく見るとわかりますが、デコラティブなデザインの椅子の足の部分です。

HP:
それにしても、なぜ上野彦馬なんでしょうか。

shige:
井関コレクションの写真鑑定で(小沢健二先生が行ないました)「上野彦馬撮影」とキャプションがあるのは、また、四角い台とか、欄干が背景にあると取り合えず「上野彦馬」となるのは、まだ当時は写真関係の情報も少なかった状況ですから無理もないのですね。
「上野彦馬写真集」を見るとこれも中には上野彦馬撮影ではない写真が混在しています。そのため、小沢健二先生もこの本の再販は不許可にしていると石黒さんから伺いました。 2005年6月


HP:
そうですよね。
そうでないと、今度の発表の根拠がなくなりますよね。


Memo
井関60の林道三郎は、神奈川県一等訳官兼権典事林道三郎

kitu888tuki@yahoo.co.jp