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テーマ:撮影場所が大きなお寺もしくは二条城と思われる写真

撮影場所が大きなお寺もしくは、二条城と思われる写真(HP)

左の三枚は同ポジに近い状態で撮影された。
被写体の一部である屏風がほぼ重なり合う。

人物(1)(2)藤堂高邦(3)永井玄蕃は、屏風とカメラの間の空間を、時間とともに移動して撮影したことがうかがえる。

現場は、ズバリ二条城と言いたいところである。人物の居る位置が渡り廊下のような地面から一段と高い位置にあり、背後の障子が、一般の書院や町屋にはあまり見られない大型であるからというあたりが論拠です。


右は各々の写真に、他の写真からバックを切り出し合成したもの。


(shige)(1)(2)は衣服の柏紋より、 津藩主・藤堂佐渡守高邦といわれています。
慶応二年六月に藤堂高邦が京都警衛を命じられていることを考慮すると、 撮影場所は京都であるのは間違えないようですね。
HPさんは二条城説ですか? 僕は何となく二条城前の福井藩邸ではないだろうか?と思ってました。

(shige)永井尚志は京に滞在中、慶応三年の四月までの三年ほど壬生の医師大村宅を宿舎とし ていたとのこと(「史談会速記録」などより)。 したがって件の永井尚志の写真は、二条城か、若州屋敷(徳川慶喜公京都御旅館)か 、この壬生の宿舎(医師大村宅)などで撮影されたとまず仮説できます。


kitu888tuki@yahoo.co.jp