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テーマ 毛利系の布バック写真
添付のニュースを偶然ですが喫茶店で読みました。
吉川経幹(きっかわつねまさ)の写真は古そうですね。(幕末期か?) この吉川経幹の写真については、 井関コレクション33、34にある 毛利の殿様とキング提督の写真関係の 背景と全く同じでした。 (背景右下の斜めのシワがポイントです) ということで同じときに撮影された写真と判りました。
撮影者はキング提督の軍艦に同乗していたウォルター・カーという人です。
また、木戸孝允の写真も同じときに撮影した写真のようですね。(shige)


毛利系の写真三枚のシワをあわせ、重ねてみました。shige先生のお説の通りです。


吉川経幹の写真には乗り遅れてしまいました。カーという人物なんですね。
長州藩主・福岡藩主・木戸と吉川経幹の写真の三種類。横浜開港資料館の『図説アーネスト・サトウ 』(有隣堂、2001年)ですね。あと『龍馬を読む愉しさ』(宮川禎一、臨川選書)に載っている黒田長知と遠藤謹助とキングの3人の写真(井口家アルバム)もありますね。(tsukasa)
吉川のソロは、木戸とのデュエットである原板からの、トリミングでした。 というか、 撮影原板は一緒で、プリント時に、 一枚はトリミングしてソロでプリント。 二枚目はそのままのツーショットプリントされた。 とするか、 後に オリジナルプリントを直接トリミング、すなわち木戸部分を廃棄か、 オリジナルプリントからプリントをおこし、その際トリミングをしたか。 などが考えられます。 また、所蔵者や出版者がレイアウト上トリミングをしたなど、後世要因も加わり、 いろいろ状況が考えられ、本当は、トリミングだなどと簡単軽率にはいえないことは承知しています。 (HP子)