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| テーマ:大坂城調練図写真の怪 |
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上の写真は、徳川達道が提供した「二条城」とのキャプションがある調練図。(写真発明100年祭アサヒグラフ掲載) 下は、戸定でスキャンした調練図。(幕末明治文化変遷史 東洋文化協会編 九州日報社刊 昭和4年12月刊) 今まで同じ写真とばかり思っていたのが、全く別のものでした。 この2種類の調練図組写真は、同じオリジナル写真から、写真機で複写され、それぞれ別の人による張り合わせが行われた可能性が高いと推測される。 オリジナルの形態は、左に2枚、右に2枚を張り合わせ、2枚一組のパノラマになっていたと推測できる。それは右から2枚目と3枚目の間に張り合わせた痕跡が見えないことから推測した。 両方ともレイアウトの段階でかなり大胆にトリミングがなされ、アサヒグラフでは、左右をカットされ、戸定スキャン(幕末明治文化変遷史)では上下がカットされている。 2枚の写真を見比べてみると、何れも完成品であるべき姿の十分条件を満たすことができない。なにゆえこんなことが起きたのか、みなさんで推理をお願いします。 いずれにしても、これらの写真のオリジナルは別に存在しどこかに眠っていることが確かになりました。しかしそれが、この世なのかあの世なのかは全く分かりません。 |
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