EG3のきんぴら作法

このレシピはEG3が好きな五目金平です。

【材料】

● 牛蒡 一本を笹掻きに

● 人参 四半分を細めの拍子切りに

● 蓮根 一節を輪切りに

● 隠元 十本を三センチ位に折る

● 牛肉 すき焼き用を200グラム

● 鷹の爪 一本を鋏で輪切りに

● 柚子 細切り

● 炒り胡麻 大さじ二

【つくりかた】

材料の下ごしらえが終わったら
中華鍋か大きめのフライパンを火にかけ
胡麻油を大さじ1〜2杯。
このあたりの分量気分でかわります。

油が鍋になじんだら、牛蒡をどさっ!ジャアアアアーー
ここで鷹の爪半分ぱら。
良く振って、あぶらが水をはじく音をたのしむ。
牛蒡がしんなりしたら、
蓮根をどさっ!

このどさっというのが肝心です。
ジャアアアアーーという音を素材全員に平等に聞かせるのです。
これでうまさがかわります。

鍋はよく振って、
素材たちに油をからめる努力をしましょう。

蓮根が透明になりかけたら、人参。
もちろんどさっ!ジャアアアアーー
鍋を良くあおってよけいな水分を飛ばすことに努力。

いいなと思ったら、隠元と牛肉、残りの鷹の爪投入。

いいなと思う 実はこいつが料理の一番楽しい時なのだ。
おのれの凛々しい姿を感じとれるときなのだ。
料理人は全てナルシストだということをあなたはご存じですか?

鍋に肉がくっつかないように注意しつつ牛肉をばらしながら火を通す。

ここいらで味付けだ。

まず、おだしカップ3分の1。そして、

さ・し・す・せ・そ。

砂糖を大さじ2位かな
味醂も大さじ1入れちゃおう。

「さ」と「し」の間はかならず2分ぐらい取ってください。
その間、必死に甘みを具になじませてください。

そして、塩をひとつまみ。
醤油ザーッテ感じなので、おそらく大さじ2位かな。

初めからすき焼きのたれを使っても良いと思うよ。

きんぴらは野菜の炒り煮。
野菜のうまみを引き出して甘辛の味をからめる料理です。

水気も飛んで、艶もでてうまそうに見えたら、ここで味見。
つゆと牛蒡の両方で確かめる。

まずは、いいなと思うこと。
次ぎに、もっと良くなるかをかんがえる。

濃かったらおだしを足しのばす。
薄かったら調味料を足す。

味は基本的に甘辛ではありません。濃いか薄いかなんですよ。

甘辛レベルの味覚はお子さまとお年寄りです。

今回は常備菜のきんぴらなので、濃いめになるかと思います。
お使いの調味料によっても濃い薄いはかわります。
気楽にあんばいしましょう。

仕上げ

鍋の中に、喰ってくれという顔が見えたらごまをいっぱいぶち込んでからめます。
大きな器にどんと盛って柚子を散らして完成です。

ごちそうさまでした。